当園は1950年に大阪市立大学理工学部附属の研究施設として発足し、以来、植物学の基礎研究の対象として多くの植物の収集と保存に努めてきました。なかでも、日本産樹木の収集には力を注ぎ、野外で生育可能な300種以上を植栽し、わが国の代表的な11種類の樹林型を復元しています。また、メタセコイアに代表される新第三紀の森林復元も行っています。これらの樹林型の中には、過去に大阪にも分布していたものが多数含まれます。植物園では、それらの復元樹林の推移を長期的に観察することで、環境変動と植生との関わりを実証的に解明しようとしています。
現在、地球上に生育する植物の約20%が絶滅の危機に瀕していると言われています。当園は、社会的課題となっている絶滅危惧植物の保全活動も推進しています。特に、西日本産の絶滅危惧植物の収集に注力しており、遺伝的多様性の解析や増殖方法の開発を行っています。そのほか、系統的に重要な外国産植物の収集・展示も行っています。
当園は、これらの収集物を広く研究者に提供し、植物学の発展に貢献しています。また、研究の成果を社会に紹介する活動を行っているほか、園内を皆様に広く公開しています。
【情報】
■名称
大阪公立大学附属植物園
■電話番号
0728912059
■所在地
〒576-0004 大阪府交野市私市2000
■時間
日曜日
9時30分~16時30分
月曜日
定休日
火曜日
9時30分~16時30分
水曜日
9時30分~16時30分
木曜日
9時30分~16時30分
金曜日
9時30分~16時30分
土曜日
9時30分~16時30分
■料金
駐車場有料
■アクセス
京阪交野線 「私市(きさいち)」下車、徒歩約6分。
JR学研都市線 「河内磐船」下車、徒歩約20分。
■提供サービス
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